とりあえず投資を始めたい人に!FXトレードを詳しく解説
投資を始めてみたい!でも何から始めれば良いのかわからない…って方は結構多いと思います。僕も資産運用したいなーって思ってた時は、ひとまずいろんな投資商品を見てましたが、最終的に「FX」・「株」に行き着きましたね!
比較的昔からある投資で、何より投資する対象がイメージしやすい!FXは外国の通貨だし、株は投資先の会社の成長が期待できるか?だし、ひとまずイメージしやすかったのでこの2種類に絞りました。
ほんとは仮想通貨とか流行りに乗っかりたかったのですが、得体の知れない通貨って言うことと、当時はまだ取り扱い会社が少なかったためスルーしました。参入企業が少ないと手数料の目安もわからないため、高いのか安いのかさえ判断しづらいです。
と言うわけで今僕は株とFXに投資していますが、元手が少ないため、株取引について現状は1社に将来の期待を込めて、長期的に運用する目的で投資しています。
ただ、長期的な運用だと、なんか投資してる感じねぇなってなったので、その実感がほしくてFX取引をしています(笑)
今回はFXの基本的な知識と、僕が開設している証券会社の特徴やメリット・デメリットについて、徹底的に解説したいと思います。
ざっくり要約すると・・・
FXとは?
今時「FX」でググれば【FXとは外国為替証拠金取引のこと】なんてすぐに出てきますが、あえて言います。FXとは外国為替証拠金取引のことです。
分かりやすく解説すると、「証拠金預けて外国の通貨を売買して稼ごうぜ!」となります(笑)
外国の通貨とは、アメリカ【ドル】・イギリス【ポンド】・南アフリカ【ランド】と言った、他国の通貨と日本円、または他国の通貨同士で売買を行い、為替変動による為替差益を得る取引のことです。
よくある一例を言いますと
$1=100円の時にアメリカドルを買えば、100円で買えます。
$1=120円の時に買ったアメリカドルを売れば、120円で売れます。
買ったとき100円だったドルが、売るときに120円で売れば20円儲かったことになります。
反対に…
$1=100円の時にアメリカドルを買えば、100円で買えます。
$1=90円の時に買ったアメリカドルを売れば、90円で売れます。
買ったとき100円だったドルが、売るときに90円で売れば10円損したことになります。
このように異なる通貨同士で通貨価値が変動することにより、その差額で利益を出して飯を食うと言うわけです。
一応補足しておきますが、FX取引を行う場合、証拠金は日本円でFX口座に振り込み、ドル/円やドル/ユーロなどに投資することができるので、わざわざドルやユーロを用意する必要はありません。(笑)
FX取引のメリットとデメリット
メリット
FX取引は少ない元手で大きな取引ができるのが大きな魅力です。レバレッジと呼ばれる証拠金(入金したお金)に対して、最大25倍(※1)の取引が可能です。
例えば10万円を証拠金として入金した場合、最大で250万円分の取引が可能です。為替の動きはよほど大きなニュースがない限り、一日数銭~数十銭程度の値動きしかありません。先ほどの一例のような20円の円高円安なんてリーマンショック級の出来事が起こるか、物凄く長期運用すれば、それくらいの差ができるくらいでしょう。
なのでレバレッジ無しでは、$1=100円の場合、10万円でドル/円トレードをして10銭の利益が出ても、100円の利益にしかなりません。しかし、例えばレバレッジを10倍でトレードしていた場合、同じ条件であれば利益は1,000円になります。
このように少ない元手でもレバレッジにより大きな取引が可能なのが魅力的です。
また、FXには為替変動による差益以外に、「スワップポイント」で利益を得ることも可能です。スワップポイントとは、銀行金利のようなもので、例えば銀行に100万円を1年くらい預けてれば数百円くらい増えますよね?FX取引では、異なる通貨同士の金利差を、ポジション(※2)をスワップポイント付与日まで持ち越すことで、受け取ることが可能です。
また、スワップポイントは原則1日単位で付与され、さらに毎週水曜日は「スワップポイント3倍DAY」で土・日曜日のスワップポイントが一気付与されます。
あっ言い忘れていましたが、FXは日本の祝祭日に関わらず、月曜日~金曜日であれば取引が可能です。厳密に言えば日本時間の月曜日の朝7:00~土曜日の朝7:00までがトレードできる時間となります。
しかし、スワップポイントはあくまでも売買する通貨同士で異なり、場合によっては支払うこともあります。例えばドル/円の取引で円でドルを買う場合、スワップポイントが一日70円であった場合、1万通貨に対して1日70円のスワップポイントが受け取れます。しかし、ドルで円を買う(円を売る)場合、反対に70円払うことになります。
さらに言えば、スワップポイントを払う場合は、多くの証券会社では払う方を高めに設定しています。先述の一例では70円受け取れる場合、払う側は78円払わなければならないっと言った感じになります。
スワップポイントは証券会社により設定が異なるので、スワップ狙いで運用する場合は、スワップポイントが高めの証券会社を選ぶと良いでしょう!
※1.最大レバレッジ25倍は2019年6月現在のものです。
※2.ポジションとは、買い建て・売り建てしている状態のこと。
デメリット
投資なので元本割れのリスクは当然ありますが、レバレッジを掛けて取引する場合、元本以上に資産を失うリスクがあります。
レバレッジを掛けた取引と言うことは、実際にFX口座に入金されている額以上の取引をしていることになるため、前述のような10万円の証拠金で、250万円の取引を行う場合は10万円以上の損失が出る可能性があるので、注意しましょう!
よほど一瞬にして大きく為替が変動しない限りは、FX証券会社それぞれの基準でロスカットが執行されます。ロスカットとは証拠金に対して最大レバレッジ25倍以上の状態となった場合、各社それぞれの基準でロスカット(強制決済)が行われます。
あとは強いて言うならば特定口座がないとこですかね?
株取引の場合、特定口座を開設しておけば、利益が発生した時にあらかじめ税金を差し引いた額を入金してもらえるので、確定申告が不要ですが、FX取引は小の制度がないため、大概の人は年間20万円以上の利益を出せば確定申告が必要となります。
取引手数料は?
日本の多くの証券会社では、手数料と言う名目の費用はほぼ無料です!絶対とは言い切りませんがFX口座の開設・維持費も無料です!さらに、ほとんどの証券会社では、プロの解析・レポートが見れるなど、手厚い特定が多くあります。
しかーしこの世にそんな美味しい話はありません!(笑)
スプレッドと呼ばれる通貨を売るときと買うときの差が発生します。
簡単に説明すると、例えば
$1=100.01円で買えるとします。
しかし為替レートでの売りは100.00円となっている。
買うときは100.01円で売るときは100円となると、買った時点で0.01円損することになります。
このように買い注文時点での売り注文レートに差があり、買った瞬間に損失スタートになる分が証券会社の懐に入ることになります。
たかが0.01円と思うことなかれ!です。
1pips(0.01円)で1万通貨の取引を行うと、10円無駄に失います。これが数万通貨単位、数百回トレードとなるとかなりの額になります。
一例を挙げます。
僕の今年のトレード履歴ですが、取引通貨は下記の通りとなっています。
ドル/円 33,164,000通貨→新規約定16,582,000通貨
ポンド/円 25,616,000通貨→新規約定12,808,000通貨
ランド/円 700,000通貨→新規約定350,000通貨
となります。スプレッドで払った額を算出するにあたり、新規約定の通貨が計算の対象となります。
YJFXの場合、最小スプレッド差は下記の通りです。
ドル/円→0.3pips(0.3銭)
ポンド/円 →1pips(1銭)
ランド/円→1.4pips(1.4銭)
これをそれぞれの新規約定した通貨に乗じると
ドル/円→49,746円
ポンド/円→128,080円
ランド/円→4,900円
合計で182,726円の手数料を払ってることになります。(自分でもビックリ!)
これは最低スプレッドの場合の計算であり、スプレッド差が大きい時に決済していればこれより多く払っていることになります。
2019/6/6時点で183,058円の利益なので、ほぼ同額!地味に奇跡でした!(笑)
本当なら36万円くらい利益でてんのにーと言いたいところですが、証券会社がなければトレードもできません。
てなわけで、なんだかんだで手数料はあります。
資金はどれくらい必要?
今では1,000通貨単位でのトレードもできる証券会社が増えましたので、最低でも5,000円くらいの資産からでも始めることは可能です。まぁ1,000通貨単位ですと、一日数百円程度の利益なので、イマイチ運用している感覚はないと言えばないですが・・・(笑)
僕は初めてFXを始めたときは10万円で運用を始めました!そして一年かけて全てを失いました(笑)
よくFX始めるなら“参考書とかで10万使ってでも勉強しろ“とか書いてある記事を見かけますが、正直大して僕には役に立たなかったです。セオリー通りやって勝てるなら誰でも勝てます。しかし、トレードは生き物なので、どっちかと言うと僕は経験の方が重要だと思います。
これだけ言っておいてこれまで1年を通して収支がプラスになったことはありませんが、それでも負けては見直しを繰り返し、今年になってようやくプラス収支に向かって一歩進んでいる気がします(笑)
初期投資額は自分の投資できる範囲でやるのがベストですが、あくまでも目安としては1万通貨単位のトレードができる5万円~10万円程度から始めてみるのも良いと思います。
異なる3つのトレード手法
スキャルピング
小さな値幅を狙ってコツコツトレードする手法です。例えば一万通貨で一回当たりの値幅を3pips(3銭)でトレードすれば、一回の利益は300円となります。これを何度も繰り返し、小さな利益を積み上げます。(僕の手法は一番これが近いかなー。)
メリット
大暴落・急高騰などの想定外な値幅変動に巻き込まれにくい。
デメリット
取引画面に張り付いている時間が長い。
スプレッドが高くつく。
繰り返し小さなトレードを繰り返し、ポジションを持っている時間が少ないため、突然の大きな値動きに巻き込まれにくいです。(巻き込まれることもありますが・・・)
ただし、基本的には数秒~数分の超短期トレードなので、値動きを常に追うスタイルとなります。また、前述したスプレッド差による手数料は取引回数が多ければ多いほど発生します。
デイトレード
スキャルピングと似たトレード手法ですが、エントリーから決済まで数時間単位で、一日に数回のトレードを行います。
メリット
ポジションの保有はあくまでも当日のみで、翌日に持ち越さないため、ポジション保有のリスクが少なからず低い。(タイミングによっては持ち越すことも)
スプレッドによる余分なコストの発生がスキャルピングトレードより少ない。
デメリット
スキャルピングトレードと比較し、損失が大きくなることがある。
こんな感じですかね(笑)
僕的に一番おススメなトレード手法はデイトレードです。スキャルピングトレードはスプレッド損になることも多いですし、100回取引して1万円稼ぐのと、5~6回程度少し大きな値動きを狙って1万円稼ぐのでは、後者の方が余分なコストが掛からないですし、パソコン(またはスマホ)に縛られる時間も少ないからです。
ただし、大きく利益が出ることもあれば、大きく損をするリスクは比較的高くなりますので、ちょこちょこ値動きを確認しておくと良いでしょう。
スイングトレード
この手法は、1日から数日程度ポジションを保有して、大きな値幅を狙ってトレードします。
メリット
スプレッドをほとんど気にしなくて良い。
前述したスワップポイントによる利益も期待できる。
デメリット
ポジション保有リスクが高まる。
スワップポイントがマイナスの場合、ポジション維持にコストが掛かる。
このトレード方法は正直言って低資産での運用には向いていないと思います。(笑)
低レバレッジかつ長期間放置しておきたい方には向いています。低レバなら証拠金が少ないと利益が出しにくいですし、ポジション長期保有により、大幅な値動きによるリスクが高まります。
また、スワップポイント狙いの場合であっても、前述のようにスワップポイントは「払う」時の方が高いです。思わぬ方向に値動きがあった場合、マイナススワップの取引をしていると、損切りかコストを払って維持することにもなります。
“できるだけ放置しておきたい“”金はたくさんあるんだ“っていう人には、スプレッドを気にせず取引できるのでおススメです。
取り扱い証券会社
FXの取り扱いのある証券会社は結構たくさんありますが、何を基準に選べば良いかわからないですよねー
僕も初めは口コミとかを参考に、各社でトレードアプリや最低スプレッド差などの特徴が、いろいろと異なるので様々な証券会社でFX口座を開設しました!
口座開設は無料なので、気になる証券会社はどんどん口座開設して、自分に一番合う・使いやすい!と思う証券会社を利用すれば良いと思います。
てなわけで、今回僕が口座開設して実際に使いやすかったFX証券会社を紹介します♪
YJFX
今僕がメインで使っている証券会社で、YahooグループのFXです!
一番の魅力は平日14:30までの出金手続きであれば、当日中に指定した自分の銀行口座に振り込みをしてもらえる点ですね!
多くの証券会社は出金手続きから翌日~翌々日が多く、僕みたいにいつもカツカツ人間にはとても助かるサービスです。
あと、取引単位は1,000通貨単位からなので、小額から始めることもできます。
また、取引量に応じて新規約定1万通貨あたり、最大3ポイントのTポイントが付与されます。僕は毎月だいたい500~600万通貨ほど新規約定しているので、月1500ポイントくらいもらってます。(笑)
DMM FX
こちらも最低スプレッド差は業界最挟水準で、余分なコストを抑えてトレードができます。また、スワップポイントの売りと買いが同じである魅力があります。
スワップポイント狙いでポジション保有する人にはむしろメリットはありませんが、僕のようにたまに翌日・翌々日にポジションを持ち越す場合、マイナススワップが高く設定されている証券会社では、若干躊躇してしまいます(笑)
僕のトレード単位なら、高くても1,000円程度とかなんであまり気にするレベルではありませんが、ポジションを保有しているだけで資金が減る、ましてや貰える時より多く減るなんて損した気分になります(笑)
DMM FXの場合は、プラスもマイナスもスワップに差がないので、無駄に嫌な思いをしなくて済むとのが魅力です。
あとトレードアプリの充実さはとても素晴らしいと思います(笑)
DMM FXは最低通貨単位が1万通貨からのため、トレードを行うには最低5万円程度の資金が必要となります。
DMM証券ではFXの他に、株取引の取り扱いもあるので、同時に開設することもできます。株取引も検討している人には一石二鳥です。(僕も株取引口座作ってます)
また、こちらも取引量に応じて1万通貨あたり最大3ポイント付与されます。さらにyjfxとは異なり、ポイントは1ポイント=1円の現金として受け取ることができます。
ポイントを現金として受け取りが可能なのが最大の魅力です。
(1,000ポイント以上から交換が可能)
みんなのFX
みんなのFXは新興国通貨の取り扱いが豊富で、メキシコ【ペソ】やトルコ【リラ】などの取り扱いがあります。
新興国通貨は有名なのは南アフリカ【ランド】です。多くの証券会社で南アフリカ通貨の取り扱いはありますが、メキシコ・トルコなどマイナー通貨の取り扱いが多いのはとても魅力的。
新興国通貨は全般的にスワップポイントが高いのが魅力で、長期保有で資産を増やしたい人にはオススメです。
ただし、新興国通貨は通貨危機のリスクがものすごーく高いです!最近のニュースであれば、トランプ大統領のメキシコ関税発言などで、メキシコ【ペソ】大幅に下落するなど、非常に不安定な場面もあります。
そもそも新興国通貨がスワップポイントが高めの理由が、「スワップが高くないと誰も買ってくれない」からです。投資家から多くの投資をしてもらうため、金利を高く設定しています。
もちろん高騰することもありますが、有事の際にはとんでもなく下落することもあるので、新興国通貨の取引を行う際はその辺のリスク管理も徹底するようにしましょう。
まとめ
FX取引で生涯に渡り利益を出し続ける人は、ほんの一握りと言われています。しかし僕は何事も経験かと思いますし、堅実に貯蓄のみで資産形成ができると思うほど、会社勤めの給料が上がると思えません。
何の根拠もなく投資を勧めるサイトは数多く、どうせ証券会社の謳い文句だろって思うかもしれませんが、ハッキリ言います。一般的なサラリーマンの貯蓄だけでは老後安泰には程遠いと思っています。
投資にはデメリットがありますが、まずは始めてみて本当に価値のないものなのか、本当に勝てないのか、自分で確かめてみることを僕はおススメします。