Tポイントで投資ができるの?!ネオモバイルで株取引やってみた
多くの加盟店で貯まる・使えるTポイントですが、買い物以外に宝くじを買う・動画配信サービスで使ったりもできます。
超汎用性の高いTポイントですが、ネオモバイル証券ならTポイントで投資ができるってご存知ですか?!
“投資を始めてみたい”けれど不安だ!と思う方にはとてもおススメできる証券会社です。
今回はネオモバイル証券について、実際の取引レビューを交えて解説します。
~目次~
ネオモバイル証券とは?
ネオモバイル証券とは、SBI証券とCCCマーケティング(Tポイントの会社)が、2018年10月に共同で設立した新しい証券会社です。
新しいとはいえSBI証券は、1944年に「大沢証券株式会社」として設立し、吸収合併や買収などの歴史を経て、現SBI証券株式会社となり、証券会社としての長い実績があります。
取引できる商品
ネオモバイル証券では国内株式(現物)の取引ができ、単元株・S株(単元未満株)の取引ができます。
単元株
最低売買単位(数量)で、一般的には(10株)・100株・1000株のように企業が設定した最低売買の数量で取引を行います。
例:SBIホールディングの場合(2019/6/24現在)
1株=2,734円 単元株数=100株
2,734円×100株=273,400円が取引に掛かる最低資金となります。(手数料は除く)
S株(単元未満株)
S株とはSBI証券の商品名で、単元未満で株の売買ができます。
例えば前述のSBIホールディングの例であれば、最小1株2,734円から購入できます。
資金が少なくても投資できるメリットがありますが、株主の権利(議決権や優待など)が限定されるデメリットがあります。
また、単元株の場合は指値注文ができず、成行注文でしか取引ができません。
成行注文とは簡単に例えると、オークションの即決価格での注文のようなものです。
具体例を挙げると1株70円の相場で今すぐほしい!と成行注文すると、1株100円でなら買えると言った感じです。
なのでぶっちゃけると、単元未満株(S株)での資産運用は現実的ではなく、長期的に積み立てすることを目的とするならば、単元株が買える程度の資金はある方が良いでしょう。
ただ、Tポイントでのみ投資を検討の方は、1株から購入できるので少ないポイントで取引ができるのは魅力です!
100株単位の資金なんて用意できないよ。と思った人!
実は1株100円未満の株は結構あります。
株価が低いということは、業績悪化や自己資本比率が低いなど、リスク的な要因を含むこともありますが、裏を返せば今後の業績や事業拡大などにより、成長株にもなり得ます。
そもそも株の「投資」とは、今後成長が期待できる企業への資金投資が本来の趣旨なので、株価が安いからだめだ・高いから信用できるは間違いだと僕は思います。
(決して儲かる・低位株の投資を勧める訳ではありません)
話が逸れましたが、超低位株(※1)であれば資金10,000円程度からでも始められますので、ひとまず株取引をしてみたい方は、少ない資金で始めてみましょう♪
※1.一般的に1株100円未満の株のこと
取引手数料
ネオモバイル証券では月間の国内株式約定代金合計(以下、約定代金)で、取引手数料が異なります。
約定代金0~50万円…200円
約定代金300万円未満…1,000円
約定代金500万円未満…3,000円
約定代金1,000万円未満…5,000円
それ以上は約定代金100万円ごとに1,000円が加算されます。(表示価格は税抜)
株取引をしてもしなくても、毎月200円のコストが掛かりますが、月額利用料が最低の200円でも毎月、期間固定Tポイント(※2)が200ポイント付与されます。
最低利用料の月間50万円までの取引の場合、消費税率8%でわずか実質16円の負担で取引が可能なのです!
他の証券会社の最低手数料と比較
松井証券
約定代金10万円まで無料。1約定代金ごとに1%の手数料
マネックス証券
1約定ごとに10万円以下100円
楽天証券
1約定ごとに5万円以下50円
DMM証券
1約定ごとに5万円以下50円
ネオモバイル証券が50万円までの取引で月額200円というのは、ポイントを考慮しなかったとしても安いです。
投資に慣れてくると、約定代金10万円は結構すぐに達するので、50万円まで定額はとてもメリットが高いです。
※2.付与される期間固定Tポイントは、ネオモバイル証券のみ利用できます。
口座開設の流れ
口座開設の条件
20歳以上の日本在住・居住他国「日本」のみの方です。
口座開設に必要な書類
運転免許証や保険証・マイナンバー通知書またはマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。
口座開設の手順
メールアドレスを登録し、各項目の内容をチェックし確認画面へ移動。
メールアドレスを登録後、登録したアドレスに口座開設申込みURLが届き、そのリンクから入力フォームで「氏名」「住所」「生年月日」など、口座開設に必要な基本情報を入力。
→証券会社に収益などの計算を任せて、確定申告を原則不要としたい場合は源泉徴収ありの特定口座を選択。
→自分で確定申告を行う場合は源泉徴収なしの特定口座を選択。
口座開設の動機や年収などの必要な投資情報の入力。
各種規定や規約・同意事項など重要事項を確認し確認画面へ移動。
登録内容を確認し、間違いがなければ「この内容で登録する」を選択。
以上で口座開設の申し込み手続きが完了です。
口座開設申込が完了後、登録アドレスに「ユーザーネーム」「ログインパスワード」が記載されたメールが届くので、しっかりと保管しておきましょう!
記載されているユーザーネーム・ログインパスワードでネオモバにログインすることができるようになります。
ログイン後は本人確認書類をWebからアップロードします。
アップロードと言っても難しいものではなく、前述した本人確認書類の写真を撮って、送信フォームに張り付けるだけで完了します。
本人確認書類を提出後、数日で審査結果がメールで送られて、取引に必要な「取引パスワード」が記載されたハガキが自宅に届きます。
個人差はあると思いますが、僕は申込完了からハガキの発送完了連絡まで約2日と、かなり早く口座開設ができました。
ネオモバイル証券で取引するメリット・デメリット
メリット
前述した通り、約定代金50万円までなら、毎月200円(税抜)で取引できるのが最大のメリットです。
Tポイントで取引が可能なのも大きな魅力ですが、この取引手数料でネオモバイル限定とは言え、Tポイントが毎月200ポイント還元されるのはかなり大きいです。
また、投資の知識が乏しく取引に不安がある方は、1万円から始められる「WealthNavi for ネオモバ」で、全自動の資産運用サービスが利用できます。
このサービスを利用すれば、毎月の積立投資も月々5,000円から可能で、無理せず少しずつ資産形成ができ、金融商品の決定や資産配分比率の見直しまで全て自動化されるため、忙しくて時間が取れない方にもおススメです。
デメリット
節税効果の高いNISAが非対応。
取引をしなくても毎月費用が掛かる。
貰えるTポイントはネオモバイルのみ利用可能。
毎月の費用と貰えるTポイントは前述でも少し紹介しましたが、安いと言っても毎月維持コストが掛かります。
少額投資非課税制度のNISAに非対応なため、節税対策としての投資が現状できないのがデメリットです。
なので僕のおススメとしては、節税対策はNISA対応の証券会社で開設し、月間50万円までの取引専用としてネオモバイルを証券を活用するのが得策かと思います。
実際の取引レビュー
ネオモバイル証券で実際に取引を行ったので、レビューを交えながら取引について語ろうと思います(^^)/
せっかくなのでTポイントのみで取引をしてみました♪
今回買い注文した株は「ジャパンディスプレイ(6740)」と「オンキヨー(6628)」です!
ジャパンディスプレイ
日本の大手液晶パネルメーカーですが、業績は赤字が続き、株価も上場以来下落し続けています。経営難から中国・台湾ファンドと金融支援交渉が続いているが交渉が難航しており、今後の資金繰りが厳しいです。
オンキヨー
日本の大手音響機器メーカーだが、業績が悪化し、主力であるオーディオ事業をアメリカに売却。経営再建を目指す。
2社共に日本の大手メーカーですが、経営難などから株価が大幅に下落し、危機的な状況となってしまいました。
正直リスクは高いですが、これからの再建に期待を込めて、ひとまずこの2社に僕のTポイントを預けることにしました(笑)
ネオモバイルのWeb画面はとてもシンプルで、銘柄検索から口座管理画面まで、どこで何ができるのかがとても分かりやすい!
注文画面では「金額指定」「株数指定」から選択でき、「欲しい銘柄を10,000円分買う」「とりあえず50株」など、自分にあったスタイルで株の注文ができます。
僕はとりあえずこの2社を100株ずつ指値注文してみました!
(取引は2019/6/25現在のもの)
指値注文
ジャパンディスプレイは1株59円(100株5,900円)
オンキヨーは1株65円(100株6,500円)
以上の指値で注文したところ、オンキヨーは見事に刺さりました!(笑)
残念ながらジャパンディスプレイは60円で下落が止まり、指値に届かず約定には至りませんでした。
今日1日の取引で、オンキヨーは終値74円となり、僕の約定価格から9円値上がりしました。
結果、6,500円で買った株が7,400円になり、含み益が900円となりました。
結構あっさりと約定できたので、ひとまず1回目で利益(含み益)が出たのは良かったです。
ジャパンディスプレイの指値注文は指定期間を当日としていたため、当日中に約定できなかったためキャンセルとなりました!
指値注文中は、現金と同様にその分のTポイントが使用状態となっており、Yahoo!ショッピングなどではポイントが引かれた状態となっていました。
しかしジャパンディスプレイの注文がキャンセルした時点で、またポイントが使える状態となっていました。
銘柄検索から取引まで、特に難しい操作はなく、簡単操作で株の注文ができました!
まとめ
Tポイントで投資ができる魅力のネオモバイル証券ですが、月額200円(税抜)で50万円分の取引し放題は、現金投資ユーザーにもとてもメリットが高いです!
月間50万円以下の取引だと実質、消費税分の負担で取引が可能です♪
小額から株投資を始めたい方は、ぜひ口座開設してみてください!